地震について

モダンからポストモダンへと移行した結果、情報と知識が相対化されて、その検証に時間がかかり、組み合わせも増大し、世の中がこれだけ複雑化してくると、処理できる情報の量にも限界が出てくる。
かといって自分の専門領域については適応することが必要になるわけだが、あらゆる分野がリンケージしているこの状況で、さて、何が大切かというと、良質なネットワークが何物にも代え難い。
あの人に聞けば分かるという、人のネットワークである。このネットワークを生かすには、今自分が持っている課題や問題をオープンにしておく必要がある。
専門は専門として重要なのだが、専門だけでは解決できない分野やフェーズが必要となる。
最近、こういう人と友達になりたいなあ、というところで地球の天変地異に詳しい人が欲しい。
今年に入っての地震は、ハイチ、チリ、中国と四半期で三連発である。アイスランドで噴火も起こってヨーロッパの空港は3分の2が閉鎖された。
昨年よりも頻度が高く、年を経るに従って、これは急カーブで増えていってるではないだろうか?
チリの地震では、地軸が8センチズレた。ほとんど影響はないとしても、100万分の1.26秒の時間が短くなったらしい。
しかしこのうなぎ登りの頻度で起こる地震が、年に50回に及んだとすると。。。。

今まで築いてきた文明がバベルの塔になってしまう。

地球の地殻変動期は阪神大震災のあたりを境に始まったという説がある。地球の内部を循環するマントル対流が、硬い表面の亀裂に作用して地震が発生するわけだが、日本もマリアナ海溝の延長線上に東海地域があるため、正式な発表として30年以内に関東大震災並みの地震が来る確率は80%とされている。(中央防災会議の研究結果)

足元で大変なことが起こっているにもかかわらず、戦争やテロやアホなことをやっていたのが今の人間だという歴史観を、行く末の人間が持っても不思議はない。

この星の上で、人間は生きていけるのだろうか?そして存続できるならば、どんなことが本当に必要なのだろうか?
きれいごとではなく、まともに直面する事態がやってくるように思えて仕方がない。
地球規模でライフラインのネットワークが必要になるだろう。