マハティール首相から考える年齢について

マハティール首相の92歳という年齢に驚いた人が多いと思う。
はっきりとした物言いは、90年代後半のアジア通貨危機がタイのバーツ暴落をきっかけで起こり、その仕掛け人ジョージ・ソロスへの批判で表れていたと記憶している。
92歳という年齢は、人が意識する年齢に対してのパラダイム変換である。100歳を越えて活躍されるとすると、年齢に対しての常識を崩すことになるだろう。
昔100歳以上に長生きする人の共通点を探したことがあって、例えば自分が居ないと裏山を世話する人がいなくなる、とか、伝える伝統が途絶えてしまうとか、使命を帯びてやることがある人は長生きする。
逆の例として、アメリカ人がやることなく定年退職すると早死にするという。1年半というデータもある。
マハティール首相は顔の色つやも良い。100歳を越えて活躍されると人が年齢に持っている意識が完全に壊れ、その長生きの理由を理論化し始め、人の内因性に基づく精神状態と年齢の関係が更にはっきりすることだろう。