17日は阪神大震災から満17年目 防災直後の現場でネットを考えてみる

1995年このあたりから地球の地殻変動期が始まったとされている。
阪神~中越~東北と続き、日本が立ち直れるかどうか三度目の正直。
東北ではまだ行方不明の方が3000人を越えている。
山折哲雄さんが、TVでおっしゃっていたことが心に残る。
ガレキと化した沿岸部に立ちつくし、魂の還る場所がない、と。

黙祷

震災直後の1週間から2週間、電気も通らない、ネットも携帯もダメ、同じ状況が、もし、東京で起こったら、と誰もが考えるようになった。
先日考えたこと。
電力線搬送(PLC)はスマートグリッドの本命だが、昨年9月総務省は家庭内に限っていたPLCの規制を外す方向性を出した。
P2P&太陽光発電は、震災直後で有効な手段となるだろう。
避難所は主に学校が多く、太陽光発電の補助金で設置された多くの自家発電が可能となっている。補助金の額たるや1兆1千億出たのだから。
避難所で使うノートPCの充電問題はクリアできるとして、ネットが接続できない場合、P2P接続がある。ノートPCは、PCL接続をする場合に、ACアダプターがネックになっていたが、これも、panasonicからACアダプターを使ってPLC接続できるユニットが発売されている。
そして蓄電の技術も進んでいる。
ネットが使えなくなっても、電力ケーブルが断線していない限り(日本の系統制御力は非常に高い)、P2Pを使うことで、非常時のやりとりは可能になる。避難所、消防署、病院、IPV6を振られたPCをセキュリティ保護してつなぐことに可能性を見た。

そして、知り合いから、東北で最後はEXCELだったと聞く。地域での防災がより重要になる。

このシミュレーションは練ってみようと思う。