「ロスジェネの逆襲」は面白い

池井戸潤さんの「ロスジェネの逆襲」を昨夜読了。
面白い。読後のスカッとするあの爽快感。
「下町ロケット」からファンになった。
今回はIT業界が舞台。
多分、池井戸さんって忠臣蔵を研究したんだろうなあ。
日本人の琴線に見事なまでに触れてくれる。
ストーリーも緻密で飽きさせない。

企業が行う社員教育はなかなか成果が上がらないことで知られるが
こういう企業エンタメ小説で、ふつふつと燃えるものが生まれるほうが
よっぽど教育効果があるだろうなあと思う。
勉強するにも情熱がないと、成果なんか上がらないだろう。

氷のように冷たく人間を道具にしてくる世の中で生きていくには
信念と情熱が無いと生きていけるもんではないだろう。