「ジョコビッチの生まれ変わる食事」

ノバク・ジョコビッチさんは、セルビア生まれの世界ナンバーワンのプロテニスプレーヤーである。

グルテンフリーを紹介した有名人として知られている。

グルテンとは、小麦、大麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種で、グルテンアレルギーがあると小腸の粘膜を覆っている細胞は、規則正しく結びついて並んでいるところに穴が開く。この弊害は中から毒素が漏れ出し脳に到達しキヌレニンという神経毒性物質を生み出す。

ピザ屋さんが親の職業だったため小麦を摂取するのが当たり前だったジョコビッチさんは、3位から1位になれない大きな壁の答えを或る博士からの助言で越えることができた。その博士は、ジョコビッチさんが負けた試合をTVで観て、即座にその原因が小麦にあると見抜き、アドバイスを与えた。

そこからの快進撃は、本を読んでもらうとしよう。「ジョコビッチの生まれ変わる食事」

彼の素晴らしいところは、東北大震災の後、チャリティー試合を行い全額寄付してくださったこと、そして、グルテンフリーを紹介する本を使命感で書いたことである。同じ食習慣を真似するプロテニスプレイヤーが出てきても、彼にとってはより重要だったことが窺い知れる。

セルビアでの生い立ち、戦争体験、そういう日本からは想像を絶する状況に対して現在でも取り組み続けているジョコビッチさんは偉い!

ちなみにグルテンが市販されているパンのフワフワにも使われており、殆どの人はアレルギーである無しに関わらずグルテンの影響を受けている。

私は3年半小麦を食べていない。うどんなどの小麦を使う製品も同じく食べていないので、小麦をやめた結果を正確に思い出すことは難しいが、頭と身体にキレが生まれたことは覚えている。

これは余談だが、本に紹介されていたように、朝のコーヒーに15CCのココナッツオイルを入れて飲むことも始めた。頭が冴える。

イギリスのEU離脱は必然だった

EUが存続しているのは経済的メリットが主要因である。言語も文化も違う各国がEUというグローバル経済圏の中で存続するには経済的メリットが必要だった。リーマンショックの後、ギリシャ問題に端を発したEU危機を、中央銀行のドラギ総裁がEUを守るためなら何でも行うと宣言し乗り切った。(債権から株式などリスク資産へ移行したグレートローテーションの始まり)

今年に入ってからの経済の減速、先行きの不透明感が、ナショナリズムを噴き上げさせたのだろう。イギリスが英語圏でありEUとは距離感があったこと、自分たちの伝統に対してのプライドが非常に高い。(イタリアにはダンテの神曲で語られるベアトリーチェへの愛を根底する物語があるのと同様に、イギリスにはアーサー王物語がある。)そこに対して外的な要因である移民問題、経済の減速が要因としてあったのだろう。

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愛の真柱

宮大工は1000年の木を伐採して神社仏閣を造るとき、1000年持たせる事を前提にしている。釘は一本も使わずに一つ一つの部品はサイズが違えど年を経るごとにしっかりと組み合わさってより頑丈になっていく。1000年の命をいただいて使わせてもらう気持ちで仕事をされるという。

昔の人は「もったいない」という気持ちがあった。私の母は贈り物をもらうと、その包装紙や紐をまた使えるように保管していた。ごはんを残したらお百姓さんがせっかく作ったのだからもったいないと叱られた。和裁をするときも気に入ってもらえるように、そして長く着てもらえるように精魂込めて縫っていた。

私の妻はケーキを作るのが仕事だが、先週某流通店に出店したところ、菓子屋が三店出ることになっていた。妻が提供するシュークリームは他店の三倍の値段だったのだが、食べた方々が美味しいからまた買いに来たわよ、とリピートしてくれたことを嬉しそうに話してくれた。何個でいくらみたいな叩き売りはしない。お客さんの喜ぶ顔、食べてくれて笑顔が拡がった家族の風景にエネルギーの交換を感じた。

私も嬉しくなった。

三つの話に通底する愛の真柱。

モノも人も良質で高いエネルギーで回るとき縁も動き出す。

「CHINA2049」から

CHINA2049」は、アメリカの中国専門家マイケル・ピルズベリー氏がアメリカの親中政策を失敗を含め分析した現在の中国研究においての必読書である。

過去100年に及ぶ屈辱に復讐すべく、中国共産党革命100周年に当たる2049年までに、世界の経済・軍事・政治のリーダーの地位をアメリカから奪取する。本質は復讐であることが示されている。

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ガイア理論から

ダーウィンの適者生存に対して、ガイア理論は地球がホメオスタシスの自己調節を行っているのは、多様な生命が閉鎖系である地球で自己調整し合っていることで保たれていることとしている。
ガイア理論に使われるデイジーモデルは、デイジーを光を反射する白いデイジーと吸収する黒いデイジーに分け、惑星の温度差によってどう変化するを示したモデルである。またそこに草食動物であるうさぎが入りデイジーを食べ過ぎるとどうなるか、もちろんデイジーが無くなりウサギも絶滅する。そしてそこにウサギを食べるキツネが入るとどうなるか、こうしてひとつの環境が生命によってどのように維持されていくかを説明する。
ガイア理論の提唱者ジェームズ・ラヴロックと「利己的な遺伝子」で有名なリチャード・ドーキンスとの論争で提示されたモデルだが、最終的にはドーキンスも地球が自己調整することを認めた。
環境が始めにあるのでは無く、多様な生物が地球環境を造り出している。先に書いたバクテリアが排出する窒素で地球の酸素と窒素の比率が一定に保っていることも例として挙げられ、日本では漁が獲れなくなった漁師たちが森を豊かにすることで海が豊かになり漁業を続けられたことも知られる。これは環境に合わせて適者生存を説くダーウィンの進化論モデルとは異なる。
生命体と無機物との関係においても、地球が暖まればプランクトンの活動が活発になり、これによって雲が増え地球を冷やす効果が生まれる。その逆は地球が冷えてくればプランクトンの活動も低下し雲の量が減る。このように生物と無機物が複合的に絡み合ってフィードバックするシステムが地球のホメオスタシスを維持している。
さて、上記のように生命体と無機物が関連し合って全体の自己調整が保たれているとき、その調整がバランスを崩したとき、何が働くか?
当然、人間も自然からの揺り戻しを受ける。(実際に気候変動で受けている)
還元主義、操作主義は意識を物質化することで資本主義との整合性を保ってきたと考えるが、非線形に満ちた生物の多様化世界が存在する地球という閉鎖系の世界で、大いなる調整が働き、人類全体の創発の力が要請されるのが、これからの時代になるだろう。
そして日本人の自然観がこれから更に見直されることになるだろう。
故糸川英夫博士が語るには、人間はこれからバクテリアや微生物など今まで無視してきた生命体とのコミュニケーションが大切になると説く。海中に毒を流せばプランクトンたちが、もう死にそうだ、やめてくれと悲鳴を上げるが、その声を聞くためのセンサー技術が大切になる。(「逆転の知恵」より)
更に言えば、IoT(Internet of Things)でのセンサー技術とビッグデータの解析は、このような今までに分からなかった人間と他生命体との間でのコミュニケーションを促進させるかもしれない。そしてセンサー技術は日本が最も進んでいる分野である。

日銀 マイナス金利の決定

ここまでやるか、、、、ECBと同じ。

2%のインフレ予定は2015年春の予定が2017年に。

コロコロ変わるなあ。

そんなことより賃上げです。

賃金が上がらないと消費も上がらない。

有効求人倍率が高くても、非正規労働者が多すぎて上がらない。

 

でも今回の株の下げ方は、GDP比率に対して125%まで買われていたバブル状況で、これに近い乖離率は1987年から始まったバブルが145%。それにしてもGPIFを使って国民の年金で株を買ったのだから、その損失は公表すべきだろう。昨年で8兆円の損失。今年は未公表。今年は参院選があるので、政府は公表したがらない。それで麻生さんが為替収入の利益があるので云々、だって。結局自分たちがどうにでもできるという魂胆が丸見え。それより倫理の問題である。選挙前に株を操作して上げるようなやり方をするので国民は気をつけなければならない。

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予定調和から連鎖調和へ 保江邦夫著 そしてマグダラの書

ぶっ飛んだ本だった。物理学者である。無限連鎖の世界からシュレディンガーの波動方程式を通して現象化してくる、という説明など、物理学者でないとできない。

信じる信じないではなく、著者に起こった現象の数々が、著者の中で量子力学的な空間での気づきと発火、次なるイベントへ、連鎖を持って展開される。まるで精神の成長と気づきの旅に出ているような共通体験に入る。
正直なのである。

奇跡のリンゴの木村さんはUFOに乗ったと書かれているが、そのことは木村さんの中では真実であり、外部がとやかく言うことではなく、ひたむきに人生を生きている木村さんが体験した凝縮された生とそこから生まれた世界なのである。
結果、宇宙も世界も人の存在の数だけあると考えたほうがいい。
保江先生の場合、その精神の旅において純度と濃さから連鎖が生まれる。

ギザのピラミッドの王の間は、アトランティスの遺産であり、ピラミッドの左右に存在する王の間のうち、ひとつしか見つかっていないが、もう一つの王の間の存在は確認されており、遺産たる理由は、アトランティスの左右の脳が遺産としてピラミッドの2つの王の間に引き継がれている、と。
ムー大陸レムリアは、滅亡とともにその遺産はクジラとイルカの集団に移された、と。
ぶっ飛んでいる。真偽がどうのこうのより、面白い。よく出てくる輪廻転生においては疑問で、これを認めると過去の意識で形成された霊的世界を前提としてしまうので違うと感じるのだが、まるで小説を読むようなワクワク感は惹きつけて止まないものがある。

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便秘に朗報!ぷるぷる健康法

張栄祥さんのぷるぷる健康法を二ヶ月続けている。便秘が完全になくなり、体内ではすごい変化がやってきている。ホームページはこちら。

先ずは張栄祥さんのご紹介。中国で二大気功師とされ、田中角栄を気功で治すために来日。田中真紀子女史が遮り治療は無くなったが、心ある大学病院の医師、大学の先生たちが、その類まれな気功能力を日本で活かしてもらうため尽力された。娘さんが日本を好きになったのと、中国で江沢民が法輪功を始めとする気功弾圧を始めたので日本に帰化された。

苫米地英人氏の本で、道教の秘伝として張先生のぷるぷる健康法が紹介されていたのがきっかけだった。ぷるぷる健康法は、体を振動させるだけの健康法だが侮ってはいけない。2リッターのペットボトルに爪楊枝を100本バラバラに入れてシャカシャカと3分も振ると中の爪楊枝がきちんと整列してしまう。同じ原理。

Youtubeで実演されているのでご覧いただきたい。

その後、あまりにもすごい効果だと感心したので新橋イタリア公園で実施されていた講習会に出かけた。禅歩行を併せた1時間ほどの講習体験。ぷるぷる健康法はもちろん便秘だけでなく体全体の気の流れを整え、健康と長寿を作る秘伝である。
便の色が薄くなり柔らかくなった。体の中でどれだけの変化が起こっているか楽しみだ。昔、特別養護老人ホームで働く女性から元気な老人は快便です、と聞いた。さもありなん。納得。

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日本の財政破綻説の検証 高橋洋一氏

財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会(財政制度分科会)が2015年10月9日に公表した「我が国の財政に関する長期推計(改訂版)」では、2020年までに財政収支が改善できなかった場合、日本の国家財政は破綻に向かうと。
これは果たして本当だろうか?

よくある説として
日本の国債の長期金利上昇
金利上昇により国の借金が返せないことでハイパーインフレ
財政破綻
日本がIMFの管理下に。

この財政破綻説は本当だろうか?

1000兆を越える借金がグロス金額であるとすると
国内資産、海外への貸し付けなど相殺したネット金額をどう計算するか。

その詳細が高橋洋一氏によって語られていた。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47156

人は未来しかコントロールできない

8月末から受験生が週二回事務所で勉強している。女友達から息子がダレダレ状態なので、と相談を受けたのが始まりだった。じゃ、うちの事務所のデスクが空いているから勉強させるか、と申し出たところ親子揃って面談となった。

受験科目を取材する。

日本史で何が面白かったかと聞いてみると、良い先生が一人居たのだが一ヶ月で辞めてしまったという。その先生は面白かったらしい。しかしあらゆるところに言い訳が出てきた。話を聞いていると頭に蓋をされているような印象を受けた。親子関係にありがちなエディプスコンプレックスで、尚且つ母親から息子へのネガ表現が蓋になっていた。特に母親が息子を褒めていない。

「この子は人より二倍時間がかかるので、、、、」

ナントという禁句!

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ビジョナリーカンパニー4 そしてGoogle 徒然に

本書ビジョナリーカンパニー4に20マイル行進というキーワードが出てくる。探検家のアムンゼンとスコットの違いを例に、計画とシミュレーションを綿密に行いアムンゼンが無事成功したのに対して、スコットの計画が何故失敗し全員死ぬことになったかから始まる。キャリアも年齢も変わらない二人にこの違いが出たのは何故か?アムンゼンは20マイル行進を行ったということだ。

10×(10倍の成長)型企業と呼ばれる成長型の企業は、決してリスクを冒さずしかしながらリスクを取るときは用意周到の実証主義的創造の上で行うという。20マイル行進は、狂信的なまでの規律を守りながらリスクを控え、それでいて建設的パラノイアに取り憑かれ、リスクを抑えた多数の銃撃テストとしてのマーケット参入を行いながら、実証できたマーケットに大砲を撃つがごとく参入し成長する共通の法則として紹介している。

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人間は125歳まで生きることができる

8月末に義父が永眠した。 一人暮らしで最後に話したのが私だった。

入浴中にくも膜下出血で死後、二日後に発見されたのだった。まだ74歳だった。90歳は生きると思っていただけに残念だ。本人も100歳まで生きると言っていた。熱い風呂が好きだった。高齢者が熱い風呂に入ると危険なことがある。脱水から血管系の発作もある。

日記が残っていた。5日ほど前から自分が認知症ではないか、いや違う、と自分を鼓舞するように書いている。くも膜下の前兆だった。もし体に変調があったらSOSの電話をくれるとなっていたのだが、突然の事故だった。 誰でも死ぬときは畳の上で家族に看取られて老衰で死ぬのが理想だ。しかしながら今の世の中は、生まれるときは同じでも死ぬときは皆違う。死が同じだとすると人は皆老衰で安らかに永眠するとなる。

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時に120〜130%の負荷をかける

友人がへばっていた。人間関係だった。思い切りエネルギーを注いだ。全部忘れて新しく道を開くくらいの感じでエネルギーを注いだ。自分にもエネルギーがみなぎってきた。
筋肉は負荷をかけないと落ちてくるのと同様に、日頃120〜130%のパフォーマンスを出す習慣を身につけることでボトムアップするという田坂広志さんの「知性を磨く」を思い出す。田坂さんは3時間立ち続けてぶっ通しの講義をしたところ始めはきつかったが続けるうちに慣れてきたという。

悩みから抜け出るには気分一新リスタートに限る。すると新しい光景が見えてくる。

過去と現在に捕らわれていると、人間縮んでしまう。すがすがしい未来と広い空間を羽ばたくように人間は生まれている。