情動コントロール〜嫌な記憶を消す方法〜

これは凄い効果があるというところで紹介。

苫米地英人氏のYouTubeから。

先ず、短期記憶と長期記憶がある。

短期記憶から長期記憶に移行するには三日から一週間で海馬に移行する。

ショックなことがあるとき、先ずは長期記憶に移行しないように情動をコントロールする。情動が湧き起こってその記憶が強化されてしまうのを防ぐため、白黒テレビ方式という方法を実践してみてくれ、ということだった。

特に長期記憶に移行してしまうのは、何度も思い返して逆にその記憶を強化してしまうことに原因がある。

YouTubeで語られていないところとして、何故、人間はそんな思い出したくも無い記憶を何度も反芻してしまうかというと、人類の生存本能に沿った意識の習性から来る。例えば、人食い虎が目の前に出てきたら、逃げるが勝ちだが、もし、そこでニコニコ笑っていようものなら、食われて死んでしまう。人食い虎=ヤバイ、逃げろ、という自己防衛の意識は、人食い虎から自分を守るために長期記憶として貯蔵されており、思い出すことによって自分を守ることができる強化訓練のたまものだ。

しかし先の嫌な記憶=自分を守るために何度も思いだしてしまい、自分を守るどころか次第にネガティブな意識を醸成してしまうのは、この意識を変えた方が良く、白黒テレビ方式で変えられるとしている。

短期でも長期でも使える。願わくば、短期で長期化する前に使うほうが良いらしいが、長期でも効果がある。

さて、その白黒テレビ方式とは。

先ず、浮かび上がった嫌な記憶、恨みでも怒りでも悲しみでも、そういうネガ系の情動記憶が日々の雑念のように浮かんだところで、その情動記憶は三次元のカラーでリアリティがあるため、先ずはこの記憶を白黒化してみる。さらに、白黒テレビにすると、そこにはテレビで2つ回転するツマミがあり、ひとつは反時計周りに回すと色が淡くなってくる。だからその記憶をツマミで淡く淡くする。もう一つのツマミは回すと画面が小さくなって端っこに移動してしまう。これも回して画面の端っこに追いやる。

この2つのツマミに慣れてきたら、小さくなった記憶をゴミ箱にポイするという方法。

世の中は魑魅魍魎だからこの方法は役立つ。