震災について

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東北の再生と復興について

月曜日, 7月 25th, 2011

阪神大震災の5年間で使われた復興費7.7兆円のうち、9割が被災地の域外に流れたという。
大手ゼネコンが請け負いゼネコンを通して都銀に還流している。
神戸の港湾事業が韓国の釜山に流れたことはよく知られている。
震災後、神戸は明らかに地盤沈下した。
東北について考えてみると、さらに厳しい。進んでいる過疎化もある。2020年までに平均25%から30%の人口減少が予測されている。
どういう再生が可能なのか。
再生と復興に失敗すれば、数年後に増税として、ズシリと重くのしかかってくる。

福島の原発20km地域に風力発電と太陽光発電の拠点ができると、原発4基から15基分の発電が可能になる計算だという。風力発電は風の強い東北には向いているという。

世界の中で、ドイツ、日本、イタリアが脱原発で動き、第二次世界大戦の勝利国側が原発推進で動いていること。IAEAも第二次大戦後の枢軸国が核を保有しない監視で設立された組織であることも分かる。

原発の後処理は、300年、完全処理に10万年かかるはず。いったい、こんな処理を子孫に残していいのかと当たり前に考えるのが理にかなっている。

天然ガスのつなぎでいけるはず。

東北の歴史について学ぶ

月曜日, 7月 25th, 2011

講談社学術文庫から出ている赤塚憲雄さんの
東北学/忘れられた東北を読む。

20年にわたる東北のフィールドワークを通して、柳田民俗学からはみ出した真実の東北諸相を、一つ一つ丁寧に洗い出している。柳田民俗学が、米、祖霊信仰、**の三身一体に還元していく一つの統一理論体系だったとすると、東北がこの還元を拒む深い深い歴史をもっている、そのことを学ぶ。

東北においてのコメの歴史が、たかだか60年ほどのものでしかなく、それまでは稗を中心に作られていたこと。また稗は生命力が強く東北の寒冷地においても非常に食料として適していたことを知る。コメを作る気候には、二毛作が可能な西日本が適していたわけだけれども、政府の減反政策や米を食べる食習慣が変化していったこととあいまって、西日本では作り手が減少していく。東北のコメが市場に流通してくるウェイトが高まるのは1990年代になってから。

話を中世以前にまで戻すと、ヤマト王権の東北制圧、坂上田村麻呂による東北の制圧がターニングポイント。大同二年に完成するこの制圧は、同時に東北の諸地方で、寺院の建立が起こる。清水寺の建立も同年。アテルイ、悪路王の敗北も絡む。
中央からの制圧に対して敗北し耐え忍んできた歴史。

もっと時間を戻そう。縄文後期、東北が隆盛した時代でもある。中期は諏訪湖が中心。豊かなブナの森、栗、山菜、魚など食には困らない当時の生活。山内丸山で300人くらいの集落。柳宗悦が、山内丸山を見てこれは縄文ではないと言ったらしいが、縄文中期への思い入れのあまり、後期を否定するというのも違う。集落内に墓がある。集落の外に墓を持っていた弥生とは、死生観が全くと言っていいほど異なる。
人の死を慈しみ、共に在る死生観。男と女は、集落の中で交わり、権力や制度も生まれていない。

昔、太宰治や寺山修司にどこか母親のつながりを感じさせる何かを見ていたが、縄文母系社会にルーツを見ることができるかもしれない。
表が裏であり、裏が表であるような相反の関係が中央と東北にはある。

悲しみを分かること。
人間の心を失ったら何も始まらない。

共感。志。

東電と九電は、はやくつぶしたほうが国民のため

木曜日, 7月 14th, 2011

九電のやらせメールは例文も示唆していたらしい。

日経WEBサイトより。

早く送電網を解放し、外資規制をかけた上で、電力を考えないと
嘘はったりの電力値上げと増税で日本は大変なことになる。

日本航空は、つぶれても飛行機は飛んでいる。

電力が足りないのではなく、送電網を解放しないから、足りなくなっているだけ。

自己保身の電力会社と経産省の官僚たちが作り上げる嘘はったりを早く見破ること。

失敗の研究

水曜日, 7月 13th, 2011

今回の震災で、失敗の研究が必要になっていると思っている。
支援活動でも。

失敗をオープンにすることで、責めるのではなく、後の世代に知恵を残していくために。

送電と発電の分離が必要

月曜日, 7月 11th, 2011

最近やっと表に出てきた議論。
電力が足りない=原発がやっぱり必要。これは大嘘。

ガスタービンでの発電を様々な企業が利用しているが
これを使った余剰電力を送電しようにも
東京電力が送電利権を握りしめいているため
無理という話。

電気代が高くなって増税して、日本がつぶれる、これ当たり前の話。

送電と発電が電力会社で統合されているなんて
日本くらいのもの。

送電で東京電力に払うロイヤリティが40%を超えるらしい。
それでも送電網が解放されたら、発電事業を行う側は
利益が出る。

官僚よりも官僚のような東電が
反対意見の封じ込めに使う広告費は
TOYOTA並み。

一度、東電はつぶし、外資の導入規制を行った上で
(エネルギーは国の政策)日本のエネルギー政策を実施しないと
とんでもない嘘ごまかしで増税され、日本は沈没してしまう。

白黒はっきりしないと、ツケが次の世代に回ってしまうだろう。

現地で支援する側もお金が続かない

月曜日, 7月 11th, 2011

amazon.comが欲しいものリストを提供して
被災地の必要物資と提供元をつなぐサービスを始めているが
現地で配達をするボランティアの人たちはガソリン代もすべて自前。
ボランティアで動いているスタッフの方々が
amazonにお願いしたが、経費は出してくれない、と。
クラウドのリソース提供。

もうちょっと何とかなったらなあ、と思う。

結果、ロジスティックスは自分たちでタイアップを取るなり、援助金を申請してくれという話かなあ。。
う~ん。。。。

日本の企業でも多いと思うが。

今、被災者を助けようとしている側も倒れかけている。

コミュニティについて考え出す

月曜日, 7月 11th, 2011

7月に仙台、気仙沼を訪れる予定。
土曜日に気仙沼の若い方と会った。
とても気持ちのいい方で
団体の懇親会だったのだけれど
笑顔がとてもきれいだった。

260年前の江戸時代の文化遺跡が再びリバイバルしていると聞いた。
震災前までは否定されていたらしい。

思わず、仙台に行った後、気仙沼にも伺います、と言った。

気仙沼は、ふかひれが世界一の生産地になっている。

懇親会では、たまに会うメンバーと情報交換。
福島のカウンターパートナーが気持ち諦めかけていると聞いた。
原発の風評被害でGW行った際にお世話になった方だ。

連絡しないと。

姉が福島の受け入れを行っていて
聞いた話では、離婚が増えているらしい。
奥さんと子供を疎開させ離れ離れになった家族の間で亀裂が起こっているケース。

震災が次の段階に入って、家族をコミュニティの回復が課題になってきていると思う。

震災で環境が激変し、コミュニティもすっかり様変わりした結果、
おひいちゃん、おばあちゃんたちの痴呆も出てくるだろう。
そして働き盛りの人たちの間でも
精神的な面で様々な症状が出てくる。

K・ポランニーを読んでいた。
もともとはコミュニティの中にあった経済活動が
歴史的には、どのような段階を経て
市場経済がコミュニティを包含するようになってきたのか?
読んでいる。
マックス・ウェーバーのプロテスタンティズムと資本主義の精神が脇にある。

欧米でのコミュニティは教会が中心となってできあがってきた経緯があるはずだが
日本のコミュニティについて考えたい。

GWに福島を訪問しました。

月曜日, 5月 30th, 2011

風評被害の現状を調査するため、訪問しました。

今、参加している団体iSPP情報プロボノ・プラットフォームでレポートがあがっています。
よろしければご覧ください。

http://www.ispp.jp/ispp-wp/wp-content/uploads/2011/05/c-team201105.pdf

楽観はできないがチェルノブイリ級の壊滅的事象はない見込み 環境エネルギー政策研究所 飯田哲也氏

月曜日, 3月 21st, 2011

楽観はできないがチェルノブイリ級の壊滅的事象はない見込み
環境エネルギー政策研究所 飯田哲也氏
http://www.isep.or.jp/images/press/script110320.pdf
再臨界は起きうるか、東京での被爆の可能性の2点で、飯田氏と北村晴彦東北大学名誉教授の間で議論されコンセンサスに達した分析。
飯田氏は代替エネルギー分野で知られているが、原子力も専門。
藤林徹氏(元東芝原子炉設計部長)の見解をきっかけに、上記二人が議論した内容。

専門的な内容のため、はじめの要旨か暫定的なまとめの箇所を読むといいかもしれないが
5ページ目にある北村教授の判断1-4までに対して
判断4内で引用されている英国Hilary Walker氏らのレポートに、飯田氏が根拠のある評価ではないと判断し、以下の参考資料を提示している。
英国Hilary Walker氏らのレポートは、日本でもかなり流布したが以下で紹介されている。
http://www.tomabechi.jp/archives/51238831.html

他の参考資料としては以下とのこと。
サイエンス誌18 MARCH2011
The Worst case:What if the Water Ran Dry in the Japanese Reactor?
再臨界や水蒸気爆発などの最悪シナリオの可能性を認めつつ、その可能性は低いだろうと締めている。

カリフォルニア大学のモンリオール教授
How Bad is the reactor Meltdown in Japan?
個人的な印象と断りつつも、最悪の場合でも影響は局所に留まり、早期退避とヨウ素が体内に取り込まれないようにすることで軽減可能。
上記和訳は以下。
http://ribf.riken.jp/~koji/monreal.pdf

現在の世論混乱に対して(楽観からチェルノブイリのような巨大な被害まで)目安を提供してくれている。

最悪の事態にならないとすると、どれくらいの期間目安で、冷却され落ち着くのか、というところで、
ここはHilary Walker氏らのレポートにあった10日と見ている。そしてこの資料においての最悪の可能性は非常に低い。

人は、いつまで続くか分からない状況に対して、ある程度の期間目安がないと、心理的にキツくなるはず。

東北太平洋沖地震で「情報」について考える

日曜日, 3月 20th, 2011

例えばBBCからのLINKでロイター提供のニュースが掲載されている。
見出しは
Japan nuclear rescure advances, but radiation seeps
となっている。seepは浸透するという意味。
福島第一原子力発電所から30km離れた地域で収穫されたホウレン草から放射能が検出されたという記事だが、
見出しのインパクトだけが強調されて、どれくらいの量?どれくらいの期間が残る?ホウレン草は吸収しやすい、など
細部が持っている情報が隠れてしまっている。

ネガティブなインフォーメーションは、ディテールに言及し、
その結果、よく分からなくなって危ないというイメージだけが残る。
メディアにその役割を求めるのは無理だろう。

負の情報連鎖は、情報そのものではなく感情・感覚を通して起っている。

好意的にみているか、疑惑を持って見ているかで異なる。
好意的に見ているとすれば、ホウレン草は吸収するけど、ホウレン草以外は大丈夫でしょう、となるし
何ヶ月経過したら問題ないでしょう、となる。

この違いにあるベースなんだろう?

情報は、この根底にある物の見方で、発信の内容が全く変わってしまう。

人間は感情で、そして深い情緒で生きている。情報は、情けが報いると書く。
知性はその上にある機能であり、人間が持っている一部の能力しかない。
全体的な能力は情緒の方にある。

ある異性を好きになったとしよう。そのとき100のうち99合わないところがあっても、たった1つの好きなところで続く。
嫌いになるケースも同じで、100のうち99合っていても、たった1つの嫌いなところで続かない。

人は目で見て頭で考えるより、感じていることの方が情報量が多い。

五感もある。どんな美人でも、息が臭い場合、NGとなるのは、嗅覚が五感の中で最も原始的な感覚であることに由来する。
体を通して得ている絶対量の多い情報を、人は表現するという行為を通して、コミュニケートしているわけだ。
言葉によるコミュニケートだけではなく、ちょっとした仕草や、顔の表情なども表現になっている。
そして目と頭は一部でしかない。
情緒は感覚よりも深い人間の存在とともにあり、日本人は自然とともに育んだ情緒を持っている。

内面は私たちの体そして存在とともにあり、この存在の内部にある豊かさが、世界平和につながっている。

そして愛の逆は、恐怖・憎悪であることが分かる。

愛の影には真(まこと)があり、真の影には愛がある。