東北の再生と復興について

阪神大震災の5年間で使われた復興費7.7兆円のうち、9割が被災地の域外に流れたという。
大手ゼネコンが請け負いゼネコンを通して都銀に還流している。
神戸の港湾事業が韓国の釜山に流れたことはよく知られている。
震災後、神戸は明らかに地盤沈下した。
東北について考えてみると、さらに厳しい。進んでいる過疎化もある。2020年までに平均25%から30%の人口減少が予測されている。
どういう再生が可能なのか。
再生と復興に失敗すれば、数年後に増税として、ズシリと重くのしかかってくる。

福島の原発20km地域に風力発電と太陽光発電の拠点ができると、原発4基から15基分の発電が可能になる計算だという。風力発電は風の強い東北には向いているという。

世界の中で、ドイツ、日本、イタリアが脱原発で動き、第二次世界大戦の勝利国側が原発推進で動いていること。IAEAも第二次大戦後の枢軸国が核を保有しない監視で設立された組織であることも分かる。

原発の後処理は、300年、完全処理に10万年かかるはず。いったい、こんな処理を子孫に残していいのかと当たり前に考えるのが理にかなっている。

天然ガスのつなぎでいけるはず。