矛盾があぶり出される世の中

チュニジアからエジプトに至る一般庶民の動きは、同じシンクロニシティの磁場を通して、日本でも起こっている。
愛知県、名古屋の知事・市長選挙の結果は、今の民主党にNGを出した。
既得権益組 vs 一般庶民の構図の中で、あらゆる矛盾があぶり出されている。
一般庶民からすれば、もういい加減にせえよ!が本音であり、自らネット上で情報取りに行って、マスメディアの記事をいったん括弧に入れて再考する習慣がついている人達にとって、今の菅政権は、昨年6月のクーデターで出来上がった闇の部分が、いずれ自らの首を絞めるとは知らずに、合いも変わらず国民をナメきっている本質が遅かれ早かれ露呈するだろう。
さすがに、あの稲盛和夫さんも「民主には落胆」と本音を吐いている
今後、政権の再編成が起こるだろう。そして、今起こっていることは、プロセスの一つに過ぎない。
既得権益組を調べてみると、世界の様相がよく分かる。

2011年は昨年のQE2・ドルのばら撒きでカンフル注射の継続。ばら撒いた紙幣は新興国に流れ込み、中国・インドともに急激なインフレ対応の結果、利上げ。中国は日本のバブル前の状況。
リーマンの恐怖を打ち消すようにしてドルをばら撒いている。膨れ上がるが上がるほど、落ち方も激しくなる。そしてそのことを恐れるようにしてさらにばら撒く。
いずれにせよ、本格的な調整は2012年に持ち越されている可能性が高い。しかし、いつもすでに始まっていると考えたほうが本質をつかんでいるだろう。