日本vsパラグアイ戦

今回の敗退は、今までと違う、そう思った。
次を感じさせてくれた。
チームワークが本当によかった。
PK戦で日本の敗退が決まったとき
すかさず駒野のもとにやってきたパラグアイの選手も偉い。
駒野の肩をずっと抱きかかえた松井も遠藤も優しい。
川島は自分が一本防げたら、と自分を責めている。

韓国は敗退が決まった直後、日本代表にがんばって欲しいとエール送っていた。

サッカーはきわめてヨーロッパ的なスポーツだ。一国が地球を覆うようなアメリカ的な要素は無い。
市民革命を経て、2回も大戦で国土が焦土と化したヨーロッパの中で育っている。

もんでもまれてお国柄が出る。

闘莉王が、もうこんないいチームワークは今後、生まれないかもしれない、と言っていた。
しかし、日本の誇るロケット博士こと糸川英夫さんの「独創力」から引用。
阿久悠さんと会ったときの話を書いてらっしゃる。
何度もレコード大賞を取った方だが、大ヒット曲ができるたびに、俺はもうこれで駄目かもしれない、と思いながら次の作詞を考えています、という話をされている。
糸川先生は「逆転の発想」がベストセラーになって、同じようにこの先もダメだろうと嘆息したらしい。そのあとで「ケースD」が評判となり、「前例がないからやってみよう」が続けてベストセラーになった。
全力を出しきった後に、次が生まれる、このことを糸川先生は言いたいのである。

120分の戦いを終えた選手たちは、全力を出しきった。

だから次がある。

次のワールドカップが楽しみだ。