利根川水系の水不足と暖冬の影響

東京は昨日台風9号が直撃。

この台風で利根川水系の貯水率がどうなっているか調べたところ、あまり変化無し。矢木沢ダムが最大の貯水量だが、数パーセント上がっただけ。次に大きい下久保ダムは10%ほど上がった。しかし8ダムの貯水率合計は60%弱。

ダムがある地域で台風の大雨が降って欲しかった。

暖冬の影響で雪解け水の流入が年々少なくなっている。利根川上流の雪情報。

全流入量の2−3割が雪解け水なので、年々少なくなる降雪が今後東京の水不足を慢性化させるのかも知れない。知れないと書いたのは、台風がより頻発するようになり、その降雨量は増えるだろうが、差し引きしてもマイナスになることのほうが多い。

気候変動の影響が出ている。

地球の気温が摂氏1度上昇するごとに大気の最大容水量は7%上昇する。降雨はより集中的になるが継続時間や頻度が減少することが知られている。冬の降雪は多くなり、春には嵐や洪水がひどくなり、NYの冬が大雪に見舞われることは広く知られている。(偏西風が熱帯地域で海温が温暖化するため水蒸気として上昇し上空の偏西風を押し上げて蛇行の流れを変えてしまった結果、NYをカバーしていた偏西風が外れてしまい厳冬で大雪となった。)
また今春、パリのセーヌ川は大雨のために氾濫し、ルーブル美術館の収蔵品が避難された。
地域によって全く現象が異なるが、日本の場合は、暖冬で降雪が少なくなっている。
気候変動は地球の水の循環を大きく変えている。
地球温暖化の原因は明らかで、原因を作ったのも人間であれば、変えることができるのも人間であり、それは私たちがどういう未来を選択し創るかにかかっている。

 
2016.09.01台風大雨で利根川水系の取水制限が解除。