囲碁で人工知能は人間に勝てない?

囲碁は右脳を使う。

中学のとき姉相手に対戦していたのだが、私のほうが勝っていた。詰め碁になると負けた。ちょうどその時期面白い体験をした。
中学3年の時、右手首を骨折してギブスで固めたため試験はすべて左手で書いて受けることになった。結果、左手で書くと集中力が上がることが分かった。学校の成績も上がった。左手の文字も次第に読めるようきれいになってきてその後左右どちらでも書けるようになった。
その時もっと深くその効果を掘り下げてみたら面白かったのだが、治ったと同時に右手で書くことに戻った。

あれはいったい何だったんだろう?忘れていた感覚を思い出してみる。対象への一体感があり没入している感覚。左脳は言語や概念を使って外部から対象を捉えるとでも言えばいいだろうか。左手は右脳とつながっている。公差神経系だから左は右脳へ、右は左脳へというように。

そして先の囲碁の話である。骨折していた時に左手で打っていた覚えがある。右脳を使うゲームに右脳が発揮するように左手で打っていた。私が姉に勝っていたのは、そのためかもしれない。

囲碁には定石と呼ばれる定番の攻め方もあれば詰め碁もある。将棋とチェスはあらゆる勝負パターンをインプットすると、現在ではコンピューターの人口知能が勝つ。しかし囲碁では人間が必ず勝つ。

この先何十年で様々な分野の仕事が人工知能に取って代わられるだろう。しかし取って代わられない仕事のあり方のヒントとして囲碁、右脳に代表される人間の能力がある。

時々左手で書いてみよう。

1/28付
と書いたが、今日、日経のサイトで人工知能が囲碁でも世界でも。
右脳は図形などのパターン認識も行う。Googleの人工知能が猫を猫であると認識したことが知られている。図形パターン認識で囲碁の局面を人工知能が解析しているという話。
もっと感情的なことなら真似できないのかもしれない、、、

ロイターより
グーグルの人工知能が快挙、囲碁のプロ棋士を初めて破る

[ワシントン 27日 ロイター] – 人工知能(AI)開発を手掛けるグーグル傘下の英グーグル・ディープマインドは27日、同社の囲碁AI「アルファ碁」が人間のプロ棋士に初めて勝利したと発表した。

欧州王者に3度輝いた中国のプロ棋士、ファン・フイ氏と対戦し、5戦全勝だった。チェスでは、1997年にIBMのスパコンが世界チャンピオンを破っているが、囲碁はゲームの複雑さでチェスをはるかに上回るとされ、従来のソフトはアマチュアと互角に戦うのがやっとだった。

ディープマインドのAI研究者、デミス・ハサビス氏は「囲碁はゲーム用AI研究の最高峰。チェスで世界王者を負かしてから、AI最大の挑戦テーマだった」と述べた。同氏によると、3月にソウルで世界のトッププロ棋士、韓国のイ・セドル氏との5回戦を予定している。

この成果は英科学誌ネイチャーに掲載された。

日経サイトからの補足
 囲碁はチェスや将棋に比べて盤面が広く、局面の数は「10の360乗」に達するとされる。天文学的な数の局面をすべて計算し予測するのは最新のコンピューターでも不可能で、プロ棋士の能力を超えるのは早くて10年先とみられていた。

 グーグルが開発した囲碁AI「アルファ碁」は、コンピューターが自ら学習する「ディープラーニング(深層学習)」と呼ばれる手法を採用。先の手をしらみつぶしに計算する従来法とは異なり、盤面上の碁石の配置全体を見ながら人間のようにデータや経験をもとに次の一手を決める。